「埼玉県飯能市にあるクライミングスポット「阿寺(あてら)の岩場」が年内で閉鎖されることになった。小鹿野町の二子山で発生したクライマーの墜落事故を巡る訴訟について知った土地所有者が、「事故が起きたら責任を負えない」として決めた。訴訟では「事故が自己責任かどうか」などが争点となっており、係争中の裁判が、首都圏から近く初心者も楽しめることで人気の岩場にも影響を与えた形だ。」
「「地域の発展のために協力してほしい」と頼まれ、岩場を無償提供してきた。しかし、高齢になり自身の健康にも不安を覚える中、二子山の墜落事故を巡る訴訟を知り、「事故が起きて訴訟になったら対応できない。路上駐車も目立ち、付近住民から苦情が出ている」ことから決断した」
「事故に責任負えない」人気クライミングスポット閉鎖へ 訴訟影響で(毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/910df43df546af37e384af1f27e7f2e17ccc9452
「二子山(1166メートル)で2022年9月に岩場から墜落して重傷を負った男性が「岩場の管理が適切ではなかった」などとして、岩場を管理する小鹿野クライミング協会と小鹿野町を相手に慰謝料など165万円の支払いを求め、さいたま地裁川越支部に提訴した。23年8月に開かれた第1回口頭弁論で、協会と町は「事故は自己責任」などと主張し全面的に争っている。」
「事故に責任負えない」人気クライミングスポット閉鎖へ 訴訟影響で(毎日新聞) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/910df43df546af37e384af1f27e7f2e17ccc9452
「岩場のボルトが外れて起きた事故で両足を骨折した男性(当時59歳)は、「協会がルートを開設しボルトを設置した」「ボルトの位置や種類が不適切」などと主張。協会に安全性を保つ管理義務や注意義務があったとして今年6月に提訴した。一方、協会は8月24日の第1回口頭弁論で、「自然の岩場を使うクライミングは危険を伴うスポーツ」「設置ボルトの使用時の強度や安全性は保証されていない」として、事故は自己責任などとする答弁書を提出した。町も「二子山でのクライミングと町は関係がない」と主張した。」
クライミング事故、どこまで自己責任? 協会設置ボルト外れ骨折 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20231019/k00/00m/040/177000c