「平均的な中小書店は1960年代後半の調査ですでに赤字だった」「出版市場が最盛期に向かおうとしていた1980年代後半から、すでに町の本屋は年間千店単位でつぶれはじめている。1990年代後半以降に「紙の本の売上が減ってきた」のはまちがいないが、町の本屋の退場は、それだけでは説明がつかない」
「地方・田舎の書店環境はむかしからひどかった」「都市部の大型書店も減少したことで、長年、地方の書店事情など気に留めなかった人たちもやっと「リアルで本を買える場所が減ってきている」と危機感を抱きはじめたからにすぎない」
『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』まえがき|飯田一史 https://note.com/ichiiida/n/n7dd7ed834dd1