いわゆる「さす九」をはじめ自らの属性や所属を下に置くような発言について
非当事者が言うなら差別でよくないが当事者が言うのは告発なので良い という言い方があるが
しかし、その「良い」と「悪い」を決めているのは結局は非当事者であることを考えると
この区別も結局は不均衡から逃れられない
非当事者の耳に心地いい発言、非当事者の心情を荒立てない発言のみがピックアップされ
非当事者により複雑な思考を必要とさせる当事者(複数アイデンティティに則る、差別には反対だが言語の使用はやめてほしいと言った繊細な要求)などの言は聞かれないことになる
そしてそれを利用してあえて非当事者の耳に心地よく、わかりやすく、また当事者を踏みつけて自分だけ非当事者の側につくことで生存を図る当事者などが発生する(あえて「権利を主張するマイノリティがむしろ邪魔」と言ってみせるなど)
なので、当事者発の意見だから傾聴に値する という意見には賛同しないものとする
内容によるべきであるとする
というか当事者発の言葉だから必ずしも正しいわけじゃないっていうのはこれまでいろんな差別案件で散々見てきたことではないのかね
障害当事者が自身の辛い経験から優生思想みたいなこと言うケースだってたくさんありますよ