「1945年6月23日、沖縄戦は終決を迎え、投降を呼びかける米軍のスピーカーの声。おじいさんは少女に一人で投降するように語りかけます。「富子、この世でいちばんたいせつなのは、人の命(ぬち)なんだよ」・・・・・・ 富子はガマの中のオジイとオバアに作ってもらった白旗をしっかり持って歩いています。「それをもっていけば、ぜったいに安全なのだ。それが世界中の約束だから」・・・ 富子に向けるカメラのレンズが銃口に見えました。富子はレンズに向かって笑って手を振ったのです。「泣きっ面を見せるな。最後は笑って死ね」・・・ という父の言葉を思い出したのです」
沖縄の歴史と文化 > Blog Archive » 白旗の少女 http://okinawanorekishi.net/culture/culture-1273