「男性は「(無罪判決に)感謝の気持ちでいっぱいです」とする一方で、「検察側は当初、バイクが赤信号を無視していたことを見落としたまま私を起訴した。起訴前の取り調べで何度も『相手が赤信号を無視してきた』と話したのに聞く耳を持たなかった。『外国人は悪い』と思い込んで、ちゃんと捜査してくれなかった。ひどいし、悲しい。これまでに受けた被害を弁償してほしい」と訴えた」
「男性は20年以上前に米軍の仕事で来日した。妻と3人の子どもがおり、現在は倉庫作業のアルバイトで月約25万円程度の収入を得ている。仕事の内容はフォークリフトで荷物を運ぶため運転免許は必須だった。だが、事故後の22年2月から1カ月間、運転免許の停止処分を受けたため、長期休暇を取得して仕事を休まざるを得なかった。その後も公判が開かれる度に出廷のため仕事を休む必要があり、収入が減ることもあった」
「捜査関係者によると、赤信号を無視していたバイクの運転者は、刑事処分を一切受けていないという」
無罪の運転手「正義認められうれしい」 赤信号無視のバイクと衝突 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20231027/k00/00m/040/286000c?inb=ys