「おもに体のどの部位に炎症が起こっているかによって、ステロイド外用剤の強さを使い分けることが必要です。というのも、ステロイド外用剤の吸収率は腕を1とした場合、頭皮は3.5、手のひらは0.8、足裏は0.1と、おもに皮膚の厚さによって全く異なるからです。ステロイド外用剤が吸収されやすい部位としては、頬の13、陰部の42などです。吸収率の高い部位ほど長期連用した場合に局所性の副作用が出やすくなりますので、注意が必要です。顔や皮膚の弱い部分やお子さまや高齢の人が使用する場合、ステロイド外用剤の強さを1ランク下げるかノンステロイドタイプの皮膚用薬での対処がおすすめです」
ステロイド外用剤の上手な使い方|くすりと健康の情報局 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/knowledge/steroid/