「カルキンは7人きょうだいの3番目。父キット・カルキンは舞台役者で、カルキンも4歳で芸能活動を始めている。家は貧しく、この大家族は、ニューヨークの、寝室がひとつしかないアパートに住んでいた」
「「Uncle Buck」(日本未公開)でカルキンを監督したジョン・ヒューズは、玄関に誰かが訪れた時にカルキンが郵便受けの隙間を通して家の中から外を覗く映画の中の1シーンに想を得て、「ホーム・アローン」の脚本を書く。クリス・コロンバス監督は、この役のために200人以上の子役をオーディションしたのだが、最終的にはヒューズがイメージしたカルキンがやはり最もふさわしいと判断し、役をオファーした。映画が公開された時、カルキンは10歳である」
「ホーム・アローン」から30年。マコーレー・カルキンはどうしているのか(猿渡由紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/01979ab53e989c386458efb4eeda6b348643e35b
「息子がこの映画で大スターになると、父キットは、勢いのあるうちに儲けようと強欲になり、どんどん映画を入れた」
「父は、カルキンに対して日常的に怒鳴ったり、暴力をふるったりしたのである。役者として芽が出なかった父は、自分が達成したかったことをこんな若さで全部達成した息子を見て嫉妬を覚えていたのだと、カルキンは見ている」
「カルキンの父の言動や行動には、業界内でも悪評が高まっていった。ギャラや契約内容の交渉ではとてつもなく一方的で傲慢だったし、何につけてもやりづらく、一緒に仕事をしたくない相手だったのだ」
「ホーム・アローン」から30年。マコーレー・カルキンはどうしているのか(猿渡由紀) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/01979ab53e989c386458efb4eeda6b348643e35b
「カルキンの両親は結婚をしていなかったので、離婚にはならなかったのだが、まだ未成年の子供たちがいたため、親権と、どちらが子供たちの芸能マネージャーを務め続けるのかをめぐって揉めたのだ。その訴訟は長く、醜いものになり、次の映画どころではなくなった。カルキンをスターにしたコロンバス監督は、当時、「どちらがこの子を育てたいかで争うならわかる。でも、このふたりはどちらがこの子の稼ぎを取り続けるのかで争っている。自分が子供の立場だったら、とても悲しいだろう」とコメントしている(この体験に学んだコロンバス監督は、『ハリー・ポッター』の子役たちを、両親がどんな人かも考慮して選んだという)」
「カルキンはまた、両親を自分の保護者から法的に除名し、プロに自分のお金を管理させるべく、両親を相手に訴訟を起こしてもいる。父とは、その後、1度も会っていない」
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