「手話指導は通常、脚本ができあがった状態から関わり始めます。
手話のセリフを翻訳し、俳優さんに指導する時間があり、撮影現場で間違いのないように確認をする。
ですが、「デフ・ヴォイス」は脚本作りの段階で、制作チームとお話をする機会をいただきました。
私だけでなく、ろう者や、手話通訳士などともお話したそうです。
CODAとは?ろう者とは?手話通訳士とは?
物語に書かれていない部分も細かく細かく共有します。
このような機会はめったにないことで、制作チームの本気を感じてとてもうれしくなりました。
そして、この状態が未いまだ通常でないことにも軽く絶望しました。
しかし絶望ばかりもしていられません。
ここから、ここからだ。この作品が、今後を占うんだ」