2019年の記事。為替レートに時代を感じる。
「日本でハーゲンダッツを製造・輸入・販売するハーゲンダッツジャパンの戦略は、ズバリ「値下げしない」です。理由は簡単です。ハーゲンダッツの「売り」は、なんといっても原材料をはじめとする品質の高さ。値引きすれば、収益が下がり、「売り」である品質が落ち、それが顧客離れにつながると考えるからです。ところが、1997年、ハーゲンダッツジャパンは独占禁止法違反で公正取引委員会から勧告を受けました。希望小売価格より安く販売しないよう小売店に働きかけたり、ディスカウント店の並行輸入を妨害したことが問題視されたのです」
「アメリカではパイントサイズ(472ml)で4ドルが標準です。安い時は2ドルほどで買うことができるそうです。日本ではパイントサイズは税込で800円ほどになります」「1ドル108円換算で考えてみましょう。4ドルは432円、2ドルは216円です。つまり、日本とアメリカでは、2倍から3.5倍以上の価格差があるということです」
米国では安い?日本のハーゲンダッツが高いワケ | テンミニッツTV https://10mtv.jp/pc/column/article.php?column_article_id=2349
「日本のハーゲンダッツは国内で製造され、日本国内のみで販売されています。つまり、日本で販売されているハーゲンダッツは日本人の口に合うように製造されているのです。ルーベン・マタスが作り出したアイスクリームを日本で再現するために、北海道東部の根室・釧路地区の新鮮で濃厚なミルクを使うなど素材にこだわっています。副原料には世界中から厳選した素材を使用しているため、どうしてもコストがかかります。」
「アメリカのハーゲンダッツが極端に安い理由は、アメリカ人のアイスクリームの消費量の多さに関係しています。日本アイスクリーム協会によると、日本人のアイスクリームの年間消費量は6.7リットルですが、アメリカ人はその倍近くの13.1リットルを消費します。ハーゲンダッツにおいても、日本ではミニカップが売れ筋ですが、アメリカではパイントサイズを購入するのが一般的です」
【ハーゲンダッツ】アメリカでは「安い」のに日本では「高級」な理由は? 実際の価格を比べてみた! | その他暮らし | ファイナンシャルフィールド https://financial-field.com/living/entry-185659