「エネルギー、金融セクターは共にどちらが勝っても同じ方向に動いているのです。市場は大統領選挙をどちらが勝つかわからない、今後を予想しづらいリスクイベントと捉え、選挙前の投資を手控えていたと見ることができます。」
「気候変動を重要課題としている民主党は、環境を配慮した規制に動き、共和党は天然ガスの採掘やパイプラインの整備など増産を推進しています。真逆の政策であり、エネルギーセクターに歓迎されるのは共和党のはずですが、選挙後のパフォーマンスを見ると、先ほど示した通りどちらが勝利したあともプラスに向かっています。選挙結果が出るまで投資判断が棚上げされたせいと見られますが、もう一つは、成長を支えている設備投資は、長い目で見れば、同じペースで成長していくということがあるでしょう。」
野村證券ストラテジストが解説「大統領選後に株価上昇が期待できるセクターとは」 | NOMURA ウェルスタイル – 野村の投資&マネーライフ https://www.nomura.co.jp/el_borde/article/0165/
「逆に選挙後に下げているのが、電力やガスなどのディフェンシブと言われる公益セクターです。リスクを取りたくはないけれども投資活動は続けたい人が、このセクターに多めに配分し、選挙が終わってから売ろうとしたのではないかと見ています。リスクに対する動きとしては金(ゴールド)も似た傾向がありますね。」
「「トランプ前大統領が再選したら財政赤字が増えるから大変だ」という声も聞かれますが、過去を見ると、どちらの政権になっても財政赤字額は増え、しかも株高になっています。」
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