「要は国民自身による利活用より、行政側の使いやすさに主眼を置いた作りなのだ。制度発足当時も議論はあったが、結果的に解決策として登場したのが目隠しケースだった。お役所作成のQ&Aは「目隠しされているのでレンタル店で身分証明として使っても大丈夫」と個人利用の際の利便性を強調するが、あの「ペライチ」で安心と言われても……。さらにカード裏面にはQRコードもついている。実はこれは12ケタの番号そのもの。スマートフォンをかざすとくっきり浮かび上がるが、こっちは目隠しされていない。やはり行政作業時の便宜優先設計だ。」
マイナンバーカード、不思議なケースに凝縮する不作為 知っ得・お金のトリセツ(99) - 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB141QQ0U2A111C2000000/