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大学3年の時、（踊る）クラブでピアノを弾くバイト、4年の時にの時、キャバクラで短期バイトをしたのだけれど、その時自分が見ていたものが何だったのか知りたくて、『VIP グローバル・サーキットの社会学』という本を読んだのだけれど、あの時自分は本当に不思議な常識の世界にいたんだなあと再確認した。
この本は、主にクラブで行われる超富裕層のパーティーに参加した研究者がその場を仕切るプロモーターたちと接触して見聞きしたことが書いてある。当然だけれどプロモーターは調査対象44人のうち、39人が男性。ほとんどのプロモーターが道でモデルか綺麗な一般人を「調達」してその場に配置する。「調達」の仕方はナンパが多い。女性の価値は見目っていう世界が「特別」なものじゃなくてすぐそこにあるっていう。
この本にはジョー・ロウの名前がしょっちゅう出てきて、最初どのジョーか分からなかったんだけれど、『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』に資金を提供したジョー・ロウか！と後半になってやっとわかった。ディカプリオがスピーチの時に名前を挙げて感謝の意を述べてた。
話があっちゃこっちゃ行って悪いけど、この本別に「綺麗だから、モデルのようだからと駆り出されて色々その場での費用は工面されるけど、もともと蔑ろにされる職（まあモデルとか）についている人がほとんどで割に合わない」ってことが書いてあります。