YouTubeが見れなくなってるので、ブルースカイに書いたことをここにも載せるね。↓
昨夜、東京駅であった「私のからだデモ」に行ってきました。飛び込みスピーチさせてもらえて、そこで話させてもらったことをシェアさせてください。
私は新潟の田舎の生まれで、上には姉、下には弟が2人いて、下の弟は30後半になります。何年か前に母が私に話してくれたことがあって、それは、下の弟が生まれた時に「こんなにポロポロ産んで」と祖母に言われ、卵管を閉じる手術(卵管結紮術だと思われる)をしたということでした。母の意志じゃないです。
祖母は戦争を生き延びて、「産めよ増やせよ」と言われた世代です。母はこの話を誰にも言ったことが無かったそうです。私は悔しいです。私は子供を産みたいと思ったことがなく、きっとこのまま生きていくんだと思います。昔の農村では「3年で妊娠できなかったら離縁」だと言われていました。母はそれを分かって嫁いだんだと思いますが、「もう要らない」と言われて手術をした母。
父はどうしていたんだろう、とか色々思うけれど、うまく言葉にできません。
私は東京でこういうデモ(SRHRを広めるため、MyBodyMyChoiceという当然のことを言うもの)があるっていうことを、母のような人に知ってほしくて。昨年12月に参加したときにカンパをしたら、ステッカーをもらいました。MyBodyMyChoiceと書かれたものでした。それを母に「すべての性別の人が、自分の体のことを自分で決められるデモに参加してきた」という内容の手紙と一緒に同封しました。母はそれを手帳に貼って見ているそうです。
このデモが大きいうねりとなって、地方の孤独だった人に届くといいなと思っています。
あと、ここからはスピーチの内容と関係ないのですが、感情が高まりすぎて、泣いてしまって、涙をぬぐうくらいだったんですけれど、皆さんの拍手がすごく長く感じて、終わった後に友達も駆け寄って来てくれて、ありがたかったです。
12月に参加したときに、他の人が使ったプラカをまるで自分のもののように配ったり、またしても他の人が作ったプラカというか、タペストリーみたいなものを持たせてもらっていたんですけれど、その人たちとも再会できてよかった。励まし合って、「笑っているの見れてよかった」と言ってくれた人もいて、すごく心に残りました。
本当にありがとうございました。あと昨日緊急避妊薬、OTC化の検討会から戻ってきたばかりの福田さんがしてくれた話を聞けてよかったです。ほんとほんとほんとようやく!!なのではないかと。私達には力があると信じたいです。