酉島伝法『奏で手のヌフレツン』読了メモを更新しました。
人と世界との関わりが神話のような広大さと日常の繰り返しで描かれていて、物語の推進力がすごい。
読み始める前はかなり、さあ、これから伝法さんの作品を読むぞ! という気合いが必要でしたが、読み始めると先が知りたくてたまらなくなり、空き時間に一気に読み進めてしまいました。
世界観が壮大なうえに、個人の選択の妙やすれ違い、それでも進む関係性や、その先にある情など、ひとつひとつのエピソードを堪能しきりました。
エンディングも含めて、隅から隅までよかった。
素敵な読書体験でした。